経営事項審査
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経営事項審査(経審)とは?
経営事項審査(略して経審)とは、「建設業許可を持っている業者が、公共工事に参入するために必要な手続き」です。
公共性の高い工事(道路や水道など)に関わる建設業者には、一定の技術水準が求められ、経審によってそれを測定するのです。
要するに、「建設業者の通信簿」ということですね。
公共工事は、さまざまな意味で「おいしい」工事であると言えますよね。
第一に、倒産がないので、代金が確実に支払われます。
第二に、景気に関係なく、安定した発注量が見込めます。
第三に、公共工事の実績は、自社の信用力アップにつながります。
経審のメリット
「うちは小さい会社だから、関係ないよ」と思われるかもしれませんが、公共工事はオープンな競争の場であり、中小企業にもチャンスはあります。
山梨県が策定した『山梨県公共調達改革プログラム』にも、「中小建設業者の受注機会の確保にも配慮」すると、しっかりと書かれています。
公共工事の受注以外にも、メリットがあります。
経審を受けると、自社が客観的に評価され、広く公開されます。
そのため、元請けさんや銀行も安心することができ、信用力アップに繋がります。
(経審を受ける会社のおよそ半数は、民間工事などのために受けているとも聞きます。
まとめると、経審のメリットは以下のようになりますね。
- 「おいしい」工事である、公共工事を元請けとして受注できるようになる。
- 民間工事においても、元請けからの受注増加が見込める。
- 社会的信用が高まり、銀行融資も受けやすくなる。
経審の流れ
公共工事に参入するための手続きは、以下のようになります。
(省庁・県・市町村によって、多少の違いがあります)
簡単に言えば、
「建設業許可⇒経審⇒入札参加資格取得⇒電子入札⇒落札して施工」
という流れになりますね。
なお、一部の業種は、経審の点数によりランク付けされます。
山梨県庁の場合、「土木一式・建築一式・電気・管・ほ装工事」の建設業者は、A~Dランクに分けられます。
そのランクに基づき、受注できる工事金額が決まります。
そして、以上の手続きは毎年度必要になります。
経審を受けるためには、複雑なデータを何枚も提出しなければなりません。
さらに、経審の点数を上げるためには、特化した対策が必要です。
松本行政書士事務所は、建設業支援の専門家です。
「公共事業に参入したい」「経審の評点を上げたい」など、どうぞお気軽にご相談ください。